20代から少額投資を始めるべき理由

転職がしたい未経験者必見:現役のエージェントが教える転職成功マニュアル

こんにちは。某大手人材会社にて人材紹介事業部で、ピカピカの1年目で日々社会の波に揉まれているナチョスと申します。暑い日が続いておりますが私の健康法は、筋トレを習慣化してどんな寒暖差にも耐えられる肉体を作り上げる事です!

さて、今回は日々企業を相手に、転職希望の求職者を紹介している私が日々感じている転職についての大まかな基礎知識や実態についてを様にお伝え出来ればと考えております。

就職活動を終えたばかりで、いきなり転職者の支援をするなんて出来るものなのかと思われると思いますが、実は私も最初は思いました(笑)何よりも大事な事は企業が「なぜ採用を考えているのか」その根本にある企業課題に繋がる事を捉えることで、手段としての人材紹介があるという事を学びました。

早速ですが私が感じた就職活動と転職活動の思考性の違いなど皆様にお伝えしていきたいと思います!

①転職者の実態

日本における転職者数は、2017年時点で311万人です。(参考元:総務省統計局

その中でも「入社後にギャップを感じている人というのは4人に1人いる」というのが今の日本の実態です。自分で転職を決断したのにも関わらず、「何か自分が思っていたのと違う」と感じてしまうのです。その入社後のギャップに大きな影響を及ぼすのは「昇給・賞与」「給与・年収」「社員のクオリティ」などです。

転職理由は様々ですが、キャリアアップ(自らの成長)を考えて転職を考える方、衛生要因(残業時間や休日など)で転職を考える方、人間関係が悪くて考える方本当に人それぞれ様々な転職理由が存在しています。

入社後のギャップをなくすために、まずは転職とはどういうものなのかを知る事が大事です。

②就職と転職の違いとは

まずは、就職活動と転職活動の大枠の違いをご紹介します。違いとしては、「周りの環境」という部分が大きいです。

就職と転職の大きな違い

就職活動

私も学生時代に経験をしましたが、就職活動の場合は来年度のスタートに向けて、各企業の新卒者向けの募集解禁が一斉に始まり、それに合わせて学生の就職活動もスタートしました。そのため、スケジュールもある程度把握しやすく、就職活動の進め方もおおよそ決まっているので正直困る事はそこまでありません。

学生時代の友人や家族、先輩、学校の教務課などへ不安や悩みを相談できるほか、OB・OGからのアドバイスや、学校が主催する説明会への参加ができるなど、様々な人たちのサポートを受けながら就職活動を乗り切ることができます。

転職活動

企業コンサルタントとして活動しているの中で転職活動をする理由は、「何かやりたい事がある」「今の会社の給与が不満」「現在勤めている会社が経営難」「家庭環境が変化した」など様々。転職活動を始める時期は、自らが「転職をしよう」と思い立ったその時です。

ほとんどの場合は、就職活動の時のような転職活動を共にする仲間はいません。転職活動の話は、通常の場合は基本的に会社の同僚や先輩には相談が出来ないため、孤独になりがちです。

就職活動と転職活動の自己アピールポイントも変わってきますので、説明します!

就職活動と転職活動のアピールポイントの違い

就職活動は「未来への投資」

  • 「経験」や仕事に対する「やる気」学校やサークル活動、アルバイト、そしてインターンなどで学んだ事から導き出した事。
  • 「長所」や「目標」などのPR聞いた企業が、そこから将来性を見込み評価します。特定の専門職を除いて、社会人経験がない学生を評価するポイントは一般的な人間性や就職意欲の高さ、伸びしろ(ポテンシャル)などになります。

転職活動は「実績への投資」

転職活動で提出書類は主に2つあります。

  1. 履歴書:学生時代から現在までの在籍履歴などを年月で箇条書きにまとめた書類
  2. 職務経歴書:過去の職業経験について細かく記載した書類

履歴書の他、新卒時の就職活動時には存在しなかった「職務経歴書」を提出します。企業に対して取り組んできた実務経験をしっかりとアピールする必要があります。

あなたがこれまで携わってきた仕事の内容を転職先に伝えるとともに、その会社に入社したら「自分はどのように活躍できるのか」を具体的に記載しなくてはなりません。

内定が出てから入社までの流れに関しても就職活動と転職活動では大きく違ってきます!

就職と転職の内定から入社までの期間の違い

就職活動:十分な準備期間がある

  • 内定から入社までの期間:数ヵ月から1年近くあり、内定をもらった後でも、本当に入社するかどうかを考えることができます。
  • 入社意思を決定した後:4月までの間でオリエンテーションや研修などでその会社を知り、仕事をするまでの準備をする機会が与えられます。

上記のように、志望企業に入社し仕事を開始するまでには、十分な準備期間が設けられています。

転職活動:タイトなスケジュール

  • 内定から入社までの期間:1週間〜2ヶ月

内定をもらった後は採用スピードが重視されます。すぐにでも人手が欲しいと考えている企業が大半なので、内定を承諾するかどうかの返事も数日中に行う事が求められます。

就職活動の時のように、「内定が出た複数企業の中から選ぶ」というやり方は、なかなか難しいのが現状です。働きながら転職活動をしている場合、勤めている会社に退職の意思表示をした際に、引き留めにあうこともあります。

さらに、業務の引き継ぎに追われることは少なくありません。引き継ぎ作業がスムーズに終わらずにスケジュールをオーバーしたときには、内定した転職先企業にも迷惑をかけることになりかねません。

③転職の方法

さて、今まで就職活動と転職活動における様々な違いをご紹介してきました。

  • 就職活動は集団スポーツ
  • 転職活動は個人スポーツ

このようなイメージを持った方も多いのではないでしょうか。

転職活動は、就職活動と違い孤独な活動が増えます。一人で様々な情報を得て、行動をしていかなければなりません。

そんな中で、転職者がどのような方法で転職活動を行っているのか今回はさらっとご紹介させていただきます。

基本的に2つのルートが主流となってきています。

  • 求人広告(リクナビ、マイナビエン転職など)
  • 人材紹介(リクルートキャリア、DODA、エンエージェントなど)

主にこの2つのルートでの転職者が増えてきております。

求人広告、人材紹介この2つのメリットとデメリットをご紹介致します
メリット デメリット
求人広告 ・たくさんの求人をみることができる

・その中から自分が興味がある企業に応募ができる

・年齢や性別等のデジタルジャッジで落とされることがある

・企業の裏の情報を聞くことができない

・自分のキャリアを客観的に考えることができない

人材紹介 ・自分の可能性を知ることができる

・転職活動の方法を教えてくれる

・非公開求人を紹介してくれる

・キャリアの棚卸、今後のキャリアの作り方を考えてくれる

・面接アドバイスや事前情報をもらえる

・企業の裏の情報を聞ける

・担当するキャリアアドバイザーによっては適切なキャリアアドバイスが受けられない

・わずらわしさ

・企業と直接交渉できない

・担当キャリアアドバイザーは何人もの求職者を抱えているので、自分の優先順位が低くなる事がある

求人広告と人材紹介でもかなり違いが明確になりましたね。企業としても、状況によって採用の方法を変えています。

例えば、「人事の人数が少なく、広告を掲載すると人が集まりすぎてしまい捌き切れないので、人材紹介を利用し厳選して紹介をしてもらっている」などです。

企業も採用方法を変えているように、転職をするにあたり自らの状況などを踏まえて転職方法を選択すると良いですね。某人材会社のキャッチコピーで「転職は慎重に」と言っているように、人生のターニングポイントになり得る事なのでぜひ慎重に考えていただけたらと思っております。

この記事が転職を迷われている誰かの踏み出す一歩に繋がる事を祈っております。

まとめ

  • 転職者の4人に1人は、入社後にギャップを感じている
  • 入社後のギャップに大きな影響を及ぼすのは「昇給・賞与」「給与・年収」「社員のクオリティ」など
  • 転職活動では、履歴書の他に職務経歴書も必要
  • 転職活動で内定がもらえる概ねの期間は、1週間〜2ヶ月ほど
  • 転職活動の方法は「求人広告」と「人材紹介」がある
  • 求人広告のメリットは、たくさんの求人を見れたり、自分の判断で応募することができる
  • 人材紹介のメリットは、転職活動の方法や面接のアドバイスなどを専門のエージェントがしてくれる

転職活動と就職活動との違いや転職の方法について紹介しました。

次の記事は転職準備編です!転職活動でどんな準備をしたらいいかをご紹介いたします。